イタリアには魅力的な都市がたくさんあり、その都市によって雰囲気や見どころが全然違ってきます。
世界遺産の数はなんと51件!
世界で最も多くの世界遺産を保有している国なのです。
中でも、イタリアで外せない都市を6つピックアップします。ここでは6つの世界遺産が登場します。
初めてのイタリア旅行にピッタリの都市ですのでぜひ参考になさってください。
ミラノ
ミラノコレクションで有名なファッションの都。
ミラノ大聖堂
聖母マリアに捧げられた世界最大のゴシック建築の大聖堂です。
建築に500年近くかけられてやっと完成したドォーモ。
有名なショッピング街「ガリレア」に隣接しており、人気の観光スポットです。
数多くの細かな彫刻に圧巻されます。
水の都Venice(ベネチア)
一度は行ってみたい憧れの水の都ベネチア。
『ヴェネツィアとその潟』として1987年世界文化遺産として指定されています。
水に浮かんでいる建物、街並みがとっても素敵です。
しかし現在は地球温暖化の影響で水位があがり、道が浸水することもあります。
地盤の弱さとプレートのズレにより沈んできています。
この異常気象を目の当たりに体感できる場所であり、私たちにできる日々の小さなことを考えさせられます。
サンマルコ寺院
サンマルコ寺院はベネチアの代表的な大聖堂です。
828年に聖マルコの聖遺物を安置するために作られ、その後焼失しましたが、1090年代にビザンティン建築で再建されました。
かのナポレオンが「世界一美しい広場」と絶賛したサンマルコ広場に面しています。
洪水の影響が出やすい場所ですが、「ギャングウェイ」と呼ばれる歩道橋ができ、その上を観光客は歩いていきます。
冬の時期に観光に行く場合は長靴を持参するか、現地で使い捨てのビニール製靴カバーが販売されているのでそこで購入されてもいいでしょう。
靴カバーは一時しのぎなので長靴がおすすめです。
<サンマルコ寺院>
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
17世紀に大流行した黒死病(ペスト)の沈静化を祈願して建てられた教会。
人々の神への祈りが頼りであり、民衆の混乱を抑えるものでした。
サルーテ聖堂は巨大な八角形の建物で、八角と八辺はマリア象徴の星を表しています。
多いなドームはマリアの冠、落ちくぼんだ内装は彼女の墓を表しています。
そんな聖母マリアに守られたい思いが 詰まっています。
<サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会>
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島
「サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂」はルネサンスの天才建築家 ‘’パッラーディオ”が建築した聖堂です。
<サンジョルジョ・マッジョーレ島>
サン・サルヴァドール教会
サンマルコ広場からリアルト橋に向かう路地の途中にある教会。
イタリア、ルネサンス期のヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが描いた
「受胎告知」・「変容」の二つの作品が飾られています。
<サン・サルヴァドール教会>
ゴンドラ
ゴンドラにのると歩くことのできない細部の場所まで連れて行っていくれますよ。
ベネチアに来たからにはゴンドラに乗らないと!
市民の生活が垣間見られます。
橋の下も通れます。
ライトアップされた港の景色もキレイですね。
ベネツィアカーニバルで活躍する仮装グッズも年中おいています。
ベネツィアは2023年1月16日より観光で立ち寄った際に1日3ユーロから10ユーロの課税がされるようになる予定です。
世界遺産を守るため、環境保全や街の美化に税金があてられるようです。
詳しくはイタリア観光ホームページを参照してください。
<ミラノ大聖堂>
フィレンツェ
街全体がテラコッタ色に染まり統一感があります。
の街並みが残ったままであり美しい風景は目に焼き付けられることでしょう。
1982年に『フィレンツェ歴史地区』として世界文化遺産に登録されています。
ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会)
街のシンボルともいえる教会。
クーポラと呼ばれる丸い屋根が特徴的
<サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会>
ヴェッキオ橋
アルノ川にかかるヴェッキオ橋はフィレンツェ最古の橋。
橋の上に宝飾店が立ち並んでいる。
ミケランジェロ広場
フィレンツェ市街を一望できる少し小高い丘にあります。
ミケランジェロが設計したわけではなく、ジュゼッペ・ボッジが建設しています。
ミケランジェロとはゆかりのない土地ですが、ダビデ像もおいてあります。
景色もよいため、新たな観光スポットにしたかったのでしょうね。
ウフィツィ美術館
イタリアのルネサンス文化を代表するレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」やボッティチェリの「ヴィーナス誕生」など
世界的に有名な絵画が展示されています。
<ウフィツィ美術館>
ピッティ宮殿
銀行家ルカ・ピッティが1457年に着手し、彼の死後メディチ家によって買い取られ完成しました。400年の間改築が繰り返され、この宮殿は1982年に「フィレンツェ歴史地区」として世界文化遺産登録されました。
メディチ家を中心として収集された絵画や宝飾品が数多く展示されています。
ボーボリ庭園
メディチ家のために作庭された庭園。
2013年「トスカーナのメディチ家の12のヴィッラと二つの庭園」の一つとして世界文化遺産に登録されました。
ピッティ宮殿の裏側にあり、緑が多く広いイタリア式の庭園で、円形劇場や噴水があり癒しの場所です。
ピサの斜塔
『ピサのドゥオモ広場』として1987年に世界文化遺産に登録されています。
フィレンツェから電車で1時間、日帰りで訪れることができます。
ピサ大聖堂の鐘楼であり、3.97度南側に傾いている世界遺産として有名な観光スポットです。
南側の土質がやわらかく、建設中から傾き始めており修正できず今日に至ります。
内装にはビサンティン様式やイスラムなど様々な様式が融合されている世界的にも珍しい聖堂です。
ローマ
イタリアの首都ローマは3000年前から、芸術、文化、建築などの分野から世界に影響を与えている都市です。
そんな古代ローマの魅力を存分に味わえる場所は
フォロ ロマーノ/パラティーノの丘
『ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂』が1980年・1990年世界文化遺産に登録されています。
古代ローマ帝国最盛期に、政治、経済、文化や教育において非常に大きな役割を果たしてきた場所です。
フォロとは広場のことでローマの広場という意味があります。
古代遺跡は広く歩き疲れるので、歩きやすい格好がベストです。
見学ポイントであるティテウス凱旋門の内部はとても細かな彫刻がほどこされています。
<フォロ・ロマーノ/パラティーノの丘>
世界遺産コロッセオ
約2000年前に剣闘士の戦いや野生動物の狩猟、公開処刑などが行われており、これらが市民の娯楽のひとつであったという。
2000年も前から当時の人が作り、それが残され続けているというから驚きです。
以前見ることのできなかった地下も見学可能になりました。
真実の口
手を口に入れると、偽りの心があるものは、手を抜くときにその手首を切り落とされる、手を嚙み切られる、
手が抜けなくなるなどの伝説があります。
「ローマの休日」のオードリーヘップバーンになった気分で演技をしてみてください。
<真実の口>
バチカン市国
ローマ市内にある国土面積最小の独立国家であり、
カトリック教会と東方典礼カトリック教会の中心地です。
『バチカン市国』自体が世界遺産に登録されています。
サンピエトロ寺院
イエス・キリストの第一弟子聖ペテロの墓所があったところに建てられたので、サンピエトロ寺院という名前になりました。
聖堂の中には11の礼拝堂、45の祭壇があり、ベルニーニ作のブロンズの天蓋、ミケランジェロが設計したクーポラなどの作品がつまっています。
とにかく広い、観光客が押し寄せる場所です。
ローマ教皇が実際に見られる時もあります。
<サン・ピエトロ寺院>
まとめ
イタリアの北から南へ移動した順番で記載しました。
ミラノでショッピングする予定の方は南から北へ移動すると良いでしょう。
フィレンツェは世界有数の革の産地であり、歩いているとたくさんの革製品のお店に出会います。
私は靴や鞄を購入して旅先でも使用しました。
ローマは歴史散策で見どころが多く、歩数がとっても多いので、体力が必要です。
時間がある方は南のナポリ、アマルフィ、ポンペイの方へ足をのばされると良いでしょう。
一度は訪れてみたい人気観光スポットになっていますので、ぜひ足を運んでみてください。
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