温泉で有名な武雄市には「ゆめぎんが」という人気の科学館があります。春先からGWにかけて ピタゴラスイッチを連想させる“ビーコロ展”も大変人気があります。
またワークショップも充実しており、親子で科学を体験する経験を楽しめます。今回はどんなワークショップを体験したかを中心にお伝え致します。
何時に行ったらいい?
駐車場は広いですが、帰るころ(14時ころ)にはいっぱいになっていました。開館時間は9:15~18:00(土日祝)で、9:20頃に行ったときはまだ車も3台ほどでした。
常設展は大人520円 プラネタリウムとセットで購入する場合は当日セット券930円を支払い、緑色のシールを洋服の見やすいところに貼り付けます。(セット券は赤色のシール)
ワークショップは時間が決まっており、一つのワークショップに4組まで入ることができます。チケットは一階の展示室入ってすぐ左側にチケットを購入できる自販機がありますので、10円を入れてチケットを購入します。そのチケットで二つ分の材料がいただけます。
このワークショップのチケットはすぐに売り切れるので、着いたらすぐに購入することをおすすめします。ワークショップを体験したい方は早めに行かれることをおすすめします。
どんなワークショップがある?
今回はビーゴマとつかめる水のチケットを購入しました。ガリレオ式望遠鏡づくりはあらかじめネットで体験予約をしておきました。空きがあれば、当日でも受け付けできるようです。こちらは材料費500円を入口の受付で支払います。
ガリレオ式望遠鏡作り
ガリレオ式望遠鏡ってどんな望遠鏡?
遠くの星や小さなものをみるためにガリレオが400年前に作った道具だよ。
ガリレオ式望遠鏡は正立像がみえますので、昼間に遠くのものを見るのに適しています。
視野があまり広くないという欠点があります。対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを組み合わせて 望遠鏡を作っています。
初めてのガラス研磨体験
白く濁ったガラス素材を研磨装置にセットします。小さい凹レンズを10分水に溶いた研磨剤を流し込みながら磨いていきます。
磨くのは機械にお任せして、その間に胴部分を作成します。
レンズを固定するため、ドーナツ型に切られた厚紙をボンドでくっつけあわせていきます。
そうこうしている間にレンズは磨きあがり、研磨剤を水で流したら 白く濁ったガラスが透明でピカピカに!
接眼レンズ、対物レンズをはめ込んで固定したら、それぞれの胴部分を差し込み合わせ完成です。
大体50分くらいかかりました。実際に作った望遠鏡を持って外の景色を見に行きました。
確かに遠くのものがはっきり見えますが、本当に視野が狭いのでどこをみているのか見失ったり。
ケプラー式の望遠鏡と見比べることも出来ました。車が逆さまで走行していましたが、どこを見ているのかは容易にわかりました。
ガリレオ式望遠鏡で月がよく見えるそうなので、月が見やすいときにこどもと見に行ってみようと思います。
つかめる水
●水の入ったボール
●お玉
●軽量スプーン
●赤、黄、青、透明の乳酸カルシム( いずれかの色を2色セレクト )
●アルギン酸ナトリウムが溶けた水の入ったボール
ビーゴマ
ビーゴマってなんだろう?
と思ったら、ビー玉のコマでした。
作り方も簡単。やや大きめのビー玉にゴムをつけるだけ。ゴムの力でビー玉がよく周ります!
単純だけど思いつかなかった手作りおもちゃです。滑りがよいアクリル板のようなものの上で回すとより周ります。
どんな体験ができる?
スペースサイクリング
身長120㎝以上から体験できる自転車での綱渡り。高いところから一本のロープの上を自転車で走るので「こわい」と言ってこぐことのできない子もいました。
身長130㎝以上であれば2階からサイクリングもできます。
高さ4.5mあるのでより宇宙空間を体験できるかも?!
下に地球がみえたよ!
風のテーブル
スイッチを押すと強い風圧が感じられ、その上に紙で作ったプロペラや軽いボールを乗せて風の力で物を浮かせます。テーブル大のブローワーですね。重ねてみたり、どうやったら高く飛ぶか実験しながら遊んでいました。
スピードガン
的に向かってボールを投げ、ボールの球速を測ることができます。バッティングセンターなどではお金が取られますよね。人がいなかったので何度もチャレンジしていました。
佐賀発見ゾーン
佐賀で発見された遺跡や隕石、有明の粘土を実際に触ることができる体験、佐賀に住む生き物たちが紹介されていました。ちょっとした水族館のようで展示数も多く、ムツゴロウやカニの様子も観察できました。干満差が日本一の海有明海の干潮、満潮の状況も見られ、子どもの理科の学習にぴったりです。想像以上に充実していました。
お昼はどこで食べる?
ゆめぎんがはワークショップやプラネタリウムなども入れるとかなり時間を要するため、昼食はゆめぎんが内で済ませるのが楽です。お弁当を持参している人が多く、緑や湖畔を望めるテラスで食事ができます。
館内にレストランもありました。
館内で出張販売に来ているパン屋さんもあり、パンを購入して食べることができました。
2022年 ビーコロ展で大喜び
ビーコロ展を見逃すまいと足を延ばして行ってきました!
ビーコロ展が開催されて10年目に当たるようで、本当に沢山の種類の仕掛けがありました。
ビー玉をバケツに入れてたくさん持たせてくれ、自分でビー玉を転がして遊べます。
材料は割り箸だけ! カーブのところは小さく切った割り箸がレンガのように積み重ねられていてとても精巧な作業。
キッチン道具が仕掛けになっていて 可愛いデザイン!
ビー玉がスピーディに転がり まるでレースをしているみたい!
ビー玉を転がす度に違う経路をたどる 文房具で作られた仕掛け。こんなおなじみな道具でも作ることができるんですね。
ビー玉をうまく跳ねさせゴールに導いたり、何度やっても楽しい!
子どもが1番お気に入りだったお城。
ビー玉を溜めることで大きな門を開けることができるワクワクする仕掛け。
この他にもあと15種類くらいはあります。
種類がたくさんあるので 飽きずにひたすら転がしてました〜。
2023年度版ビーコロ✖️錯視展
5月7日でもう終わっちゃったのですが・・・
また新しいビーコロ装置が作成されていました!
アメリカンな小道具が沢山散りばめられている空間を走るビー玉
自動車メーカーを思いおこすような緻密な作り
マリオのゲームの中で遊んでいるような空間
鉱山の現場が再現された一角
他にもイナバのうさぎのおとぎ話や昼と夜で景色の変わる庭園など工夫が凝らされていました!
ゴールデンウィークで入場するにも長蛇の列に並び、大変混雑していました。
まとめ
子どもと一緒に物づくりをしたり、実験したり体験することで 子どもの学習のインプット、アウトプットにつながります。ワークショップで作った作品は家に帰ってからも使えますので、望遠鏡で月の観察をしたり、コマをうまく回す方法を試行錯誤したり一緒に遊べますよ。
また、タッチプールや地震体験マシーン、-20℃の世界、実際の隕石に触れることなどはコロナの影響で体験できませんでした。 (2022、5、8現在) 早く再開されるといいですね。
佐賀県立 宇宙科学館 「ゆめぎんが」
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