オーストリアの代表的な観光地はウィーンやザルツブルクです。
北海道ほどの小さな国ですが、世界遺産は8つもあります。
この記事ではそのうち比較的容易にアクセスしやすい3つをご紹介。
その他にはザルツカンマーグートのハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観・ゼメリング鉄道・アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群・カルパティア山脈などの欧州各地のブナ原生林群など美しい自然がそのまま遺産として登録されているところが多いです。
また、オーストリアは長い歴史をたどってきており、ハプスブルグ家の栄華が残る美術品、音楽、オペラ、アルプスを背景とした美しい街並みや建造物など見どころがたくさんあります。
冬に訪れると真っ白の雪に包まれた建物やアルプスの山はとても美しく目に焼き付けられます。
息を吸ったときの空気が冷たく澄んでいて、私が大好きな国です。
観光しやすいおすすめ場所をピックアップしましたので、ぜひ参考にされてください。
ザルツブルク
1996年ザルツブルク市街歴史地区として世界文化遺産に登録されています。
世界的にも名高いモーツアルトの生誕地として有名です。
あちらこちらにモーツアルトにまつわる何かがおいてあります。
そして街中にモーツアルトの曲が流れています。
ホーエンザルツブルク城
幻想的な素敵な空です。
ザルツブルグ城からの眺めはとっても素敵なので、この景色をみるだけでも来た価値があります。
「サウンドオブミュージック」が舞台のミラブル庭園も見ておきたいところです。
ウィーン
2001年ウィーン歴史地区として世界文化遺産に登録されています。
1278年スイスの地方貴族であったハプスブルク家がウィーンに本拠地を移したことから、ウィーンが発展しました。この時代にシュテファン寺院やウィーン大学が建てられました。
17世紀からはシェーンブルン宮殿などが造営され、貴族や市民が音楽を愛する精神がみなぎり、これが現在に至る音楽の都ウィーンを作り上げていきました。
才能ある作曲家や演奏家は皆ウィーンに集まり、本格的なコンサートやバレエ、オペラなどミュージック、芸術を楽しむことができる街なのです。
教会の前や広場などでは、日常的に子どもたちの合唱がきかれ、小さいころから音楽に親しんでいることがわかります。
観光しながら美しい歌声が聞こえてくるのもウィーンならではです!
シェーンブルン宮殿と庭園群
1996年シェーンブルン宮殿と庭園群は世界遺産に登録されています。
神聖ローマ皇帝レオポルト1世が、息子であるローマ王ヨーゼフの夏の離宮として建設することを決意しました。
しかし、財政が困難であり当初の計画は中止、簡素化されたものが計画され
1750年ころマリア・テレジアのもとに完成されました。
外装は金の予定でしたが、マリアテレジアが財政を考慮し、黄金に近い黄色にしたといわれています。
ウィーンの人たちはそれを「マリアテレジア・イエロー」と呼びます。
内装は豪華なロココ様式で統一されています。
<シェーンブルン宮殿>
ホーフブルク宮殿
ハプスブルク家の歴代の皇帝が住んでいたウィーン中心部にある宮殿です。
広大な敷地には旧王宮や新王宮、オーストリア国立図書館、アルベルティ―ナ美術館などが立ち並び、見どころの多い場所です。
宮殿内ではコンサートが開かれるここともあります。
世界最古のスペイン乗馬学校
ウィーンにあるスペイン式馬術学校では、馬術の演技を披露してくれます。
世界的に名高いリピッツァの白馬がトレーニングしている様子をみることができます。
2015年 スペイン乗馬学校の古典馬術の伝統がUNESCO無形文化遺産に登録されました。
馬術の訓練は初めて見たので とても新鮮でした。
他の国では見られない華麗な雰囲気を楽しめます。
シュテファン大聖堂
ウィーンのシンボルともいえるゴシック建築の大聖堂。
この地下室にはペストで亡くなった2000体の遺骨とハプスブルク家の心臓以外の内臓が保管されています。
オーストリアで食べたい食事/ヴィーナーシュニッツェル
オーストリアで有名な食べ物といえばこれ。
薄くたたきのばした牛肉をカラリと揚げた「トンカツ」のようなもの。
お皿からはみ出ているサイズですが、薄くてサクサクしてペロリと食べることができます。
オーストリアで食べたものはこのシュニッツェルの記憶しか残らないです。美味しいです。
他にも あまーいデザート達がカフェには並んでおり、このスイーツを日常的にオーストリアの方は好んで食べるようです。
オーストリアの友人に勧められて食べてみましたが、ちょっと甘すぎました。
伝統的なウィーンのデザートらしい。
クリスマスマーケット
ウィーン市庁舎前広場にはスナックや菓子、
グリューワインやデコレーショングッズなどが勢ぞろい。
食事はドイツに似ていてソーセージやパンなどが並んでいます。
キリスト誕生をイメージした手作り模型が展示されていました。
冬ですが、イースターエッグのお店がちらほらみられました。
とってもかわいい。
卵にこんなに細かな絵を描けるのがすごい。
まとめ
ハプスブルク家の華麗なる足跡を楽しみましょう。
また、モーツアルトの生まれ育ったザルツブルクを訪れましょう。
冬は寒いですが、カフェでのあたたかい飲み物やクリスマスマーケットでのグリューワインが一層おいしく感じられます。
オペラやコンサートにとっては冬がベストシーズンです。
アルプスの山でのウィンタースポーツも楽しめます。
世界遺産も多く、音楽や宮廷文化が残り、アルプスなどの大自然に触れることもできる素晴らしい国ですよ。目的にあわせて旅のスタイルを決めてくださいね。
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