阿蘇周辺には自然が作り出した素晴らしい景色が沢山あります。そのうち、子どもと一緒に実際に訪れて『よかった』と思った景勝地をご紹介していきたいと思います。
鍋ケ滝
お茶のCMでも有名な滝です。滝の裏側まで周ることもできます。筋状に幅広く流れ落ちる水が美しく多くの人を魅了します。
滝の裏側はぬかるんで滑りやすいので 注意が必要です。濡れてもいいような滑りにくい靴がよいでしょう。黒川温泉街から車で20分ほどで着きますので、温泉に宿泊の次の日など訪れる価値ありです!
入場料300円がかかります。
鍋ケ滝
菊池渓谷は子どもとどう過ごせる?
「日本森林浴の森百選」「日本名水百選」「水源の森百選」などに選ばれている自然豊かな渓谷です。
自然に囲まれていて、豪雨や地震など災害の被害も多い地域ですが、復興に力をいれ 2020年4月にはビジターセンターも開館しました。
散策路も整備されており、アップダウンもそれほどないため歩きやすい道となっています。
夏には天然のクーラーとして新緑の美しい避暑地になっています。
夏の平均水温は13度といわれており、ひんやりとした空間を作り出しています。
秋には紅葉スポットとして人気があります。
駐車場
菊池渓谷周辺には広い駐車場が4つあります。第一駐車場が一番近く、200円の駐車場代がかかります。普通自動車90台、大型バスが6台停められるスペースもあります。
第二駐車場 普通自動車55台 200円
第三駐車場 普通自動車20台 無料
中央駐車場は遠いですが、300台停めることができ無料です。
紅葉時はこんなに人が来るってこと?!
混雑は苦手なので オフシーズンに行きましたが、第一駐車場に15台ほどの自動車がとまっていたくらいでした。
入口
駐車場にとめ 5分ほど歩くとビジターセンターと渓谷の入口があります。
維持管理協力金として一人200円を支払います。
渓谷に入ると水の音が聞こえだし 絶景が広がります。
いくつもの大きな岩から清流が流れだしています。
その岩の上を渡ろうとする子どもたち。
岩は水で濡れててよく滑るので 転んで頭を打たないよう要注意です。
森林の中に溶け込んでかくれんぼをしたり、創造力を膨らませて木や岩を何かに例えたり ゆっくり散策して1時間15分ほどで回ってきました。
スプーンの中に入ってみたよ。
おもしろい形の木や岩を探してみてください。
水辺にはサギも遊びに来ていました。
至る所に大小様々な滝がありますよ。
菊池渓谷
噴石が降ってくる?!阿蘇中岳火口
今も活発に活動を続けている阿蘇のカルデラ。この火口まで行き、白い噴煙を間近でみることができます。火山活動が活発な時には中にはいることができません。
その状況は毎日変化しますので火口規制情報を見ながら 訪れる時を見定める必要があります。
噴火時は噴石や火山灰、火山ガスに注意しなければなりません。
散策路にはシェルターがいくつか設置してあり、急な噴火時に備えることができます。
ダイナミックな自然を感じることができると同時に怖さもありました。
もくもくと湧き上がる白い煙が発生している原点をみると 地球の中側から活力を感じます。
阿蘇中岳火口
草千里
阿蘇火口付近に広がる785,000平方メートルの大草原。こんなに広い草原はなかなかないので とりあえず駆け上ってみます。
中岳を望みながら、乗馬体験もできます。手引き馬なので子どもも乗れますよ。
かわいらしい目をした毛並みのいいポニーが何頭も並んでいます。今回乗った馬は『ナナ』ちゃん。
パッカパッカとゆっくり歩いてくれ、子どもは満面の笑みを浮かべていました。
草千里の駐車場のところには阿蘇火山博物館があり、火口の変化や阿蘇の成り立ち、歴史について学ぶことができます。小学生高学年以上にはよい勉強になります。
火口まで実際に見学ができなかったとき こちらを利用しました。中岳火口壁に2台のカメラがついているらしく、ライブ中継されていました。
番外編:崩壊…幻のラピュタの道
阿蘇の外輪山に、アニメ ”天空の城ラピュタ”を連想させるような天空の道がありました。絶景が望める素敵な場所でした。
もともとは農道でしたが、雲海に浮かぶように突き出た尾根を急カーブする道の景観が ”ラピュタの道”として多くの観光客が訪れるようになりました。
しかし、2016年の熊本地震で道路の寸断がされたままの状態です。新阿蘇大橋が開通し国道57号も復旧していますが、崩れた橋はそのまま残されていました。がけ崩れも未だにみられ、地震の悲惨さ、大自然の恐ろしさを物語っています。
現在は復旧の目処もたっておらず、立ち入り禁止となっています。
まとめ
このように阿蘇には多くの活火山や川、広大な木々があり、大自然を味わうのに絶好の場所です。自然を切り開いて作り出した道路なので急カーブやアップダウンの激しい細い道なども多いですので 酔いやすい子は酔い止めを飲ませたり、こまめな休憩をはさんであげてください。そして、ぜひ阿蘇中岳火口、鍋ケ滝、草千里、菊池渓谷など自然が生み出した景勝地に行き、心と体を癒しましょう。
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