子どものおねしょ/これだけは抑えておきたいおねしょにつながる生活習慣

子育て

子どもが寝てる間に布団がベショベショ。

毎日洗濯も大変ですし、子どもに怒ることもできず できたことを褒めると言っても

ママにとっては大変ストレスですね。

母

またおもらし。。洗濯が。。

また、お子さんも大変な精神的ダメージがみられます。

出来れば 早く治したい。

生活習慣の見直しで おねしょが改善することもあります。

まずは生活習慣を見直してみましょう。

おねしょの原因

では なぜおねしょをしてしまうのでしょうか。原因は複数あり、いろいろな要因が重なっていることもあります。

主に下記の6つが原因として挙げられます。

写真 m********************pさん

その子のもともとの膀胱の容量が小さい。

3~4歳の膀胱容量は100~150ml

成人で 200~600mlです。

膀胱の容量が小さい子は昼間にもためることが難しいため、日中の尿漏れもあります。

水分摂取量が多い。

単に取っている水分が多いことも考えられます。

【飲料水+食事からの一日に必要な水分量の目安】

新生児:1kg(体重)あたり約50〜120ml
乳児:1kgあたり約120〜150ml
幼児:1kgあたり約90〜100ml
学童:1kgあたり約60〜80ml
(参考文献:「水の健康学」/藤田紘一郎)

体重20㎏の5~6歳の子であれば、必要水分量は20✖90ml=1800mlです。

食事から900mlくらい水分が含まれているとしたら 飲水量は900ml程ですね。

それ以上水分を取っていないかどうか一度 計ってみるとよいでしょう。

ホルモンの分泌量が少ない。

成長ホルモンは夜間寝ている間にピークを迎え、分泌されます。

成長ホルモンが分泌されると同時にバソプレシンという抗利尿ホルモンが分泌され、

尿を濃縮してくれ尿量が減ります。

成長ホルモンの分泌が少なく、抗利尿ホルモンの分泌が少ないと、尿量が多いままで

膀胱からあふれ出てきてしまいます。

抗利尿ホルモンの分泌異常は尿崩症と呼ばれます。

喉の渇きがあり、沢山水分をとってしまいます。

糖尿病や尿崩症の可能性もあります。

ADHD、LDなどの発達障害

ADHD(注意欠陥多動性障害)では約3割で夜尿症の合併があると報告されています。

発達障害があると、もともと中枢神経系が未発達で、下着が濡れることに対する感覚が鈍い子もいます。

尿路奇形や脊椎疾患

尿道がもともと細くなっていたり、腎臓が小さかったり、生まれつきの異常がみられる場合があります。

また、背骨の後ろの部分の骨がつながっていないため、神経が障害され神経因性膀胱となることがあります。神経因性膀胱は尿をきちんと貯められなかったり、排尿する機能の問題が生じます。

心因性の問題

兄弟が新しく出来た、引越した、進級した、ママが働き出したなど環境が変化に子どもは敏感です。

それらが精神的ストレスとなりおねしょの原因になります。

生活習慣を見直しておねしょを減らそう!

まずは普段何気に行っていることが、夜間の尿量を増やしていることもあります。

改善できる点はないか確認してみましょう。

夕食時、塩分が多い食事は控える。

夕食にラーメン、うどん、そばなどの麺類を食べていませんか?

麺類は塩分が多く、特に汁物は控えた方がよいでしょう。

寝る前の3時間前は水分を控える。

水分を取って2~3時間程で尿になります。

寝る3時間前に水分を控え、寝る前に排尿することで、夜間生成される尿の量が減ります。

夜に牛乳や緑茶、ジュースなどを飲まない。

利尿作用があるため、夜間の尿量が増える原因となります。

飲むなら朝や昼間に飲みましょう。

水分を一気に飲まず、少しずつ飲もう。

水分を一度にとると、体に吸収されにくくまた体に負担がかかりやすいです。そして 尿として排尿されやすいです。

喉が渇いているときも、一気飲みはやめましょう。

特に夕食以降は喉が渇いたときは氷をなめるなど、工夫が必要です。

おしっこが漏れた時の記録をつけてみよう。

尿がいつ漏れたのか、何グラムまたは何cc漏れたのか 子ども自身で記録をつけさせてみましょう。

子どもが治療の主体になる必要があります。

つけ続けると 膀胱の容量が増えていく過程がわかります。

自分で記録をつけることで分析でき おねしょを改善しようという本人の意欲がわくこともあります。

尿を我慢する練習をしてみよう。

トイレに行きたいと思ってから、まずは5分トイレに行くのを我慢してみてください。

漏れてしまっては困るので、自宅にいる時に我慢の練習をしてみましょう。

5分我慢できたら10分...と少しずつ時間を延ばしてみるのもよいでしょう。

膀胱を広げることができるようになり、尿をためることができるようになってきます。

熟睡するために昼間に体を動かす。

眠りが浅いと成長ホルモンの分泌が減り、抗利尿ホルモンが乱れ、

尿が濃縮されず 尿量が増えてしまいます。

夜はぐっすり熟睡できるよう心がけましょう。

便秘にならないよう食物繊維を取る。

便秘になると膀胱が圧迫されて膀胱の容量が小さくなり、なかなか尿を貯めることが難しくなります。

海藻類、キノコ類、野菜などを積極的にとっていきましょう。

まとめ

おもらしをしてしまうことで 親子関係が悪化することもあります。

子どもが大きくなるにつれて自尊心も傷つき、心理的ストレスも大きくなることでしょう。

✅塩分をとりすぎていないか
✅寝る前の3時間水分を取りすぎていないか
✅夜にジュースや牛乳を飲んでいないか
✅昼間 充分に体を動かしたか
✅便秘になっていないか
 
 

これらの生活習慣を見直すだけで、おもらしがなくなる子もいますので、まずは実践してみてください。

生活習慣を見直しても改善しない場合は専門医に相談しましょう。

5歳をすぎると夜尿症と診断されます。

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